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〈インタビュー〉アートフリーペーパー『JOOOINT MAGAZINE』がアツい! – 代表の松村さんの想いとは

アートフリーペーパー『JOOOINT MAGAZINE』をご存知だろうか。「ARTとCULTUREをJOINTするFREEでFREEなMAGAZINE」として、代表の松村浩平さんが発行している見応えたっぷりのフリーペーパーだ。ネットでも作品がタダでたくさん観られる時代。あえて紙にこだわりフリーペーパーを作っている松村さんの想いとは。

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JOOOINT MAGAZINEをさがせ!

−インタビュー前にJOOOINT MAGAZINEを送ってくださってありがとうございました!見応えあっておもしろかったです!まずは、はじめましての方向けに、JOOOINT MAGAZINEとはどのような活動か教えてください。

JOOOINT MAGAZINEは、さまざまなcultureにARTをjointしていくというコンセプトを基に活動をしています。主にフリーペーパーを飲食店やクラブ、ギャラリーといった実店舗に設置していただいているので、多くの人に手に取ってもらいたいです。Webショップでも配布中なので、近くに設置店がない場合でもご覧いただけます!

−MAGAZINEというだけあって、フリーペーパーの配布が活動のメインなんでしょうか?

今はフリーペーパーがメインですが、そのほかにもメタバースを使って新たなJOOOINTの発信源をを構築しています。メタバースではアートの展示のほかに、音楽や映像などのジャンルも今後発信していきます。フリーペーパーだけでは伝えきれないコンテンツやアーティストの方々を、メタバースを活用することで幅広く発信します。また、展示会の企画なども行っていて、『アナタの素敵なビーサン展』と題して、ビーサンをキャンバスにみたてた作品の展示会を6月に開催予定です!

−いろいろな媒体でアート作品を楽しんでもらえるように活動されているんですね。JOOOINT MAGAZINEをはじめようと思ったきっかけはなんですか?

素敵な作家さんはたくさんいるのに、なかなか気づかれることがないな、とずっと感じていました。そこで、自分に何かできないかな?と思い、フリーペーパーを発行することにしました。

−わかります。まだあまり世に知られていない作家さんの中にも、素晴らしい方はたくさんいらっしゃいますよね。

そうなんです。JOOOINTMAGAZINEが、作家さんを知るきっかけになり、クロスオーバーした繋がりができれば本当に最高です!

−現在、どちらに行けばJOOOINTMAGAZINEをゲットすることができますか?

東京都を中心に、東北から九州まで19の実店舗(下の画像を参照しています)で取り扱っていただいています。ネットショップでも取り扱いがあるので、本当に全国の方の手に渡るようになってきています。また、minneというサイトからステッカーを購入するとマガジンが届きます。

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JOOOINT MAGAZINEの掲載基準

−本当にたくさんの作家さんが参加されていますが、作家さんはどのように選出されていますか?

XやInstagramでお見かけした作家さんに声をかけたり、自分で発掘して声をかけさせていただいています。そのほかにも、毎号、ページ枠を決めて募集をかけていて、現段階ではありがたいことに枠を上回る数の応募をいただいています。応募の中から次号のお願いをすることも多いですよ。

−ジャンルはイラストが多いですか?

さまざまなジャンルを載せていきたいと思っていますが、SNSメインで探しているため、イラストが多めになっています。AIアートや3DCGやコラージュ作品なども掲載中です。新鮮なものに興味が出てお声掛けすることが多いですね!

−毎号お馴染みといいますか、常連作家さんなどはいらっしゃったりするんですか?

ほとんどが新規の作家さんです。はじまってから常に掲載している作家さんは、ill kotodamaさんですね。毎号、最後のページを締めてもらっています。

−毎号、ページ数は先に決めてから掲載人数を決めているんでしょうか。

基本的にはページ数を決めてから掲載人数を決めています。創刊号は全16ページ構成でした。NO.2になってから募集をするようにしました。そこから毎号枠を広げていき現在は24ページで構成しています。実際は、募集枠を決めていても、作品を絞りきれずにページが増えるパターンが多いですね(笑)

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自身の経験から生まれたJOOOINT MAGAZINE

−JOOOINT MAGAZINEとしてグッズ展開も積極的にやられていますね。元々ブランドのグラフィックデザインやイベントフライヤーの作成をされていたそうですが、松村さん自身も絵を描かれるんですか?

私自身も絵を描くのが好きで描いています。そうした創作活動の中で、自分の作品をどうやって発信すればいいのか分からずに苦悩していた経験もありました。それが今のJOOOINT MAGAZINEの活動にもつながっています。

−ニューヨークで見つけたフリーペーパー『FRANK』に衝撃を受けたそうですが、どんな出会いでしたか?

たしか、、20歳位の頃。NYに住む知人がいて、NYに憧れもあったので遊びに行きました。知人がNYの街を案内してくれた時、いろいろと連れて行ってもらった中に、FRANKの事務所がありました。

−事務所に連れて行ってもらったんですね!

FRANKの事務所はBARBERSHOP中にありました。カットしているお客さんの後ろを通り抜け、奥の扉を開けるとに半地下があり、そこが事務所になっていて。アジトみたいなところでした。

−もはやアメリカのドラマみたいですね。ワクワクしてきました!

事務所から出てきたのは日本人の方で、「遊びに来たんだ」というと、デカ目の紙袋いっぱいに『FRANK』を持たせてくれました!それがフリーペーパーとは思えないクオリティで。めちゃくちゃカッコよくて衝撃でした!

−エピソードもなかなか衝撃的なので、フリーペーパーを渡された時の衝撃はとてつもないものだったと思います。日本人の方ということは、日本でも配布されていたんでしょうか?

そうですね。当時、日本でもstussyとかに置いてあったと思います。

−『FRANK』との出会いの後も、しばらくはご自身の創作活動を続けられていたんですね。2012年には美術手帖に作品が掲載されたそうで。

美術手帖主催の公募展に応募したところ、2012.03号に作品が掲載されることになりました。その時は、ステンシルを使った作品を作っていましたね。応募用として作っていたわけではないのですが、坂本龍馬の写真をモデルにした作品を興味本位で応募してみました。

−さすが、元々お持ちのセンスといいますか。アンテナの張り方と行動力が、今の活動に通じるものを感じました。

全国でJOOOINT MAGAZINEを!

−今後、どのように展開していく予定ですか?

まずは全国にJOOOINTを常設できる環境を整えていきたいです。設置店のことを「JOOOINTSPOT」と呼んでいるのですが、どんどん増やしていきたいと思っています。そこから、『FRANK』のように海を越えたいという目標があります。

−なるほど!海外進出!

日本のARTは特有というか、独自のカルチャーが発展してそれがARTにも反映されていて、それがとても面白いところだと思っています。世界の方にもっと観てもらいたいですね!

−「日本らしさ」って海外ウケもいいですし、日本のアート誌が気軽に手に取れるとなると、需要は十分にありそうな気がします。目指せNY!

あとは、現在は作品を無償で掲載させていただいていますが、ゆくゆくはギャランティをお渡しして掲載するという形が取れたら最高かなと思っています。

−作家さんへの還元、なにかしていきたいですよね。私も常々、どうにか還元できないものかと考えています。最後に、『JOOOINT MAGAZINE』のPRをお願いします!

JOOOINTのOが連なってるのは「縁を繋ぐ」という想いが込められています。JOOOINTの活動を通してさまざまな縁が繋がり広がっていけば、今は眠っているART達も掲載をきっかけに海を渡れると信じています!

なので、興味を持ってくださった作家さんは、是非お声掛けいただければと思っています。また、幅広く拡散することに意味があると思うので、ご協力いただける設置店様もお声掛けくださると嬉しいです。そして、今後はさまざまな角度から発信していければと思いますので、タイアップやコラボなど絶賛募集中です。

最後にいつも活動を応援して下さる皆様、ご協力いただいてる作家様、設置店様、本当にありがとうございます!今後ともどうぞよろしくお願いします!


JOOOINT MAGAZINE
代表者名:松村浩平
SNS:X / Instagram
詳細ページ:リットリンク
お問い合わせ:Xのメッセージにて対応中

経歴
福島県郡山市出身
18歳で上京
19歳頃から洋服のストリートブランドBROTHERHOOD等のグラフィックデザイン等をサポート。都内を中心にイベントフライヤーの制作。自主アパレルを展開。
21歳NYに行き、FRANKというフリーペーパーに出会い衝撃を受ける。
25歳東南アジア近郊の旅に出る。帰国後何も変わってないことに気づく。
27歳、美術手帖主催の公募展に応募してみる。2012.03号の美術手帖に作品が掲載される。
30歳映画のワークショップに通い映画制作を決意。制作はしたものの集団制作が苦手なことに気づき、映画の道を諦める。
36歳の時、NFT参戦
38歳2023.6 JOOOINTMAGAZINE始動
今に至る。

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